ゴーヤは、中国語では「苦瓜」と書きます。
英語でも”苦い”を表す、「bitter melon」(ビターメロン)と呼ばれ、
日本以外の場所でも、ゴーヤは独特の苦味があると認識されています。
この苦味成分は、好き好きがあるので、苦手な人も多いですが、
私たち人間に必要でありながら、不足がちなたくさんの栄養素がある他、
食欲増進効果があるなど、夏バテ対策としても有効です。
具体的には、カロチン、ミネラル、ビタミンCなどを多く含みますので、
健康はもちろん、美容効果も高い野菜だと言えるのではないでしょうか?
また、ゴーヤの苦味成分であるチャランチン、モモルデシンには、
コレステロール値、血糖値、血圧を下げる効果がありますので、
現代人に多い、生活習慣病を予防する効果が期待できます。
■何でこんなにゴーヤは苦いの?
では、この苦味成分、どのような理由であるのか分かりますか?
それは、実を動物に食べられないようにするため、また、
種を運んでもらうためなんです。
ゴーヤは、実を食べられずに熟すと、黄色く変色した後に割れ、
甘い、ゼリー状の仮種皮に包まれた種が出てきます。
甘い種は、鳥や哺乳類も好きなものとなるため、種を運んでもらうことが
できるようになるという、不思議な自然の原理なんです。
■ゴーヤは、家庭菜園に適した初心者向けの野菜
ゴーヤは、十分な気温と日差し、水さえあれば育つので、
初心者でも簡単に育てることができます。
また、家庭菜園をする上で直面する、病害虫の防除に関しても、
ゴーヤは強い野菜であるため、割と手を掛けずに育てられます。
育てるポイントとしては、高温性であるため、充分に気温が
上昇した後に育て始めることや、支柱を立て、間引きを行うことくらいです。
家庭菜園であれば、これだけで、充分な収穫を楽しむことができます。
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