土地の持つ生産力を高めることは、良質な野菜をたくさん収穫することに繋がります。
しかし、この生産力である地力は、野菜作りを重ねて行なっていくと、
どうしても減少してしまうものとなるため、それをサポートするような管理が必要となります。
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土の生産力を高めるのに使われるのが、堆肥です。
土壌を単粒構造ではなく、団粒構造とすることで、保水力を高めることが出来、
同時に水はけを良くします。
また、微量成分を含んだ肥料分も入っているので、野菜の生長にも、
直接関わってくることとなります。
微生物は堆肥をエサにするものが居るわけですが、この中には、
植物ホルモンを分泌するものがあり、これが、野菜の根の生長や、
病害虫の防除に役立つと言われています。
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堆肥は、牛糞、鶏糞などの家畜ふん、枯れ草、落ち葉、稲わらなどの、
有機質材料より出来ます。微生物のエサとなっているタンパク質や糖類が
含まれているので、これをエサとして分解してくれる事により、堆肥となるのです。
堆肥は、微生物がエサとして分解することが条件となりますので、
微生物が活発になりやすい状態を作り出すのが大切です。
空気・水・タンパク質となる窒素のバランスが重要となります。
最後に堆肥の作り方ですが、材料に水と酒粕、鶏糞などの窒素源を入れ、
適当な酸素量となるように、足で踏んで固めるようにします。
約30センチほどの高さに詰み、2層、3層、と積み上げていくようにします。
降雨予防としてビニールシートを被せ、発酵させます。
発酵が徐々に済んできたら、2、3回積み直しを行います。
黒ずんだ土となり、砕けやすくなったら、堆肥の完成となります。
冬の間はこういった管理、土の手入れが最も重要となりますので、
来年の野菜の生長のために、しっかりと行なって行きましょう。
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