サラダには欠かせない、レタスの祖先は、中近東のあたりや、
地中海沿岸あたりに自生しています。
レタスの栽培は、非常に古くから行われているもので、
古いものでは、紀元前4500年のエジプトの壁画にレタスが描かれています。
レタスは、その後、地中海沿岸地方に徐々に広まっていき、
ローマ帝国でも、定番の野菜として親しまれてきました。
それまでは、結球しないタイプのレタスが主流となっていましたが、
16世紀頃には、結球するレタスも生まれ、アメリカや、中国でも栽培が行われるようになりました。
日本にレタスが入ってきたのは、奈良時代のことだと言われます。
そんな歴史の古いレタスですが、江戸時代で良く食べられていたのは、
玉レタスではなく、茎チシャや、カキチシャを用いたなます料理や、
煮物で、玉レタスが日本で広まったのは、明治になってからのことです。
また、明治に入って広まった玉レタスも、最初は飾りとして使われていて、
生野菜としてポピュラーになったのは、まだまだ最近のことだとも言われています。
レタスの祖先を考えると、非常に歴史が古いものとなりますが、
まだまだ、日本の玉レタスとしての歴史は浅いということでもあります。
野菜の高騰から、ますます野菜不足が深刻化する可能性のある今、
家庭菜園でレタスなどの野菜を育て、食べれば、健康にも、
お財布にも優しい、生活ができると思います。
是非、自宅の家庭菜園でも、玉レタスを育てはじめてみてはいかがでしょうか?
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