大きく育ち、結球したハクサイは、一気に収穫しても食べきれないですよね。
たくさんできた白菜は、 順番に収穫して長く楽しみたいものです。
白菜を畑でそのままにしておくと、 霜や寒風があたって、結球した白菜の頂部の柔らかい葉や外葉がカサカサになり、やがてそこから腐って食べられなくなってしまいます。
結球ハクサイは、晩秋頃に大きく育ち、収穫期を迎えます。
元気に育っていたと思われる結球ハクサイでも、株によっては、結球の具合にバラつきが生じますので、目安を参考に、収穫のサインを見逃さないようにしましょう。
スポンサーリンク
ハクサイの収穫までの目安日数
ハクサイは秋どりの場合であれば、
早生種で種まきより80-90日、
中手種で、100日-120日、
晩生種で120日-150日程度が目安となります。
これは各地域の気候によって変わってきます。
ハクサイの収穫適期の調べ方
ハクサイは、少々弾力のある、充実したものが良いとされます。
そのため、収穫はハクサイの頭の部分を指で押さえ、固く締まっていることを確認してから行います。
弾力とは違い、柔らかすぎるものは、収穫にはまだ早いものですので、もうしばらく、管理を続けましょう。
白菜の収穫は玉を傷めないように外の葉も一緒に地ぎわから包丁で切り取ります。
そのあとに玉の部分と外葉を切り離します。
ハクサイの防寒対策
まだ収穫していないものは防寒対策をして、長い間利用できるようにしましょう。
結球を終えた株がそのまま残ってしまうと、これからの辛い冬の寒風、霜などの影響を受けます。
結球した部分の頭周辺の柔らかい葉、外側にある葉が乾燥して、徐々に球が痩せていくようになってしまいます。
それが進むと、腐ってしまうこともあるので防寒対策は必須です。
未収穫の結球ハクサイは、寒さへの防除を行なっておけば、長い期間、収穫を楽しむことが出来ます。
スポンサーリンク
1番簡単な防寒方法は、霜の降り始めに、収穫の済んだ株のしおれた葉を、球の上から被せてあげる方法になります。
適度な柔らかさのあるしおれた葉は、上手に被せることが出来、また、取れにくいので好都合です。
しおれかけた白菜の葉の方が球になじみやすく、風で飛ばされにくいので利点ですが、なければ白菜の新葉でも大丈夫です。
もう少し、長い期間利用したいという時は、多くの外葉で包み込むようにして、わらや、ポリ紐などで包んだ葉が取れないように固定します。
雪の降る前、霜のおりる前に、外葉を縛って冬越しさせます。
ハクサイが勢いよく育っていると白菜の葉が折れたりして、作業しにくいので、多少の霜にあたり、白菜の葉が柔らかくなってから行うようにします。
この冬越しの作業を行えば、長く収穫をすることができます。
この方法は、結束貯蔵と呼ばれる方法で、防寒性が高く、貯蔵性に優れた、中手種、晩生種の場合であれば、春先までハクサイの収穫ができます。
良く畑で見掛ける、縛られたハクサイは結球のためではなく、冬越しの対策なのです。
またべた掛け資材(不織布など)があれば、それを2‐3枚重ねて、 風で飛ばされないように工夫して白菜に覆っておくのも一つの方法です
ハクサイの収穫後の貯蔵方法
家庭菜園から収穫したハクサイを貯蔵しておくには、新聞紙にくるんで、涼しい所に立てておくのが簡単です。
新聞紙で1つ1つ包み、ダンボールなどに入れ、冷暗所で保管しておくと、長く食べられます。
収穫した白菜がたくさんあるなら、根をつけて抜き取り、竹林や樹林など霜を防げる場所に、白菜の根元を上にして並べておきます。
腐った白菜の株は早めに発見し、取り除くようにしましょう。
PICK UP
ハクサイの育て方、しっかり結球した白菜を栽培するには?
スポンサーリンク
コメント