植え付けの1週間?2週間前には、土壌の調節を済ませておくのが基本です。
その時に、石灰などの資材を入れて、pHの調節をするのが一般的ですが、
何故、石灰は必要となるのでしょうか?
■日本の一般的な土壌のpHとは?
日本は、世界各国と比べ、温暖な気候で、雨も多いです。
そのため、土の中にあるカルシウムや、マグネシウム、カリウムなどの、
アルカリ成分が、雨によって流れでてしまうのです。
そのため、一般的な土壌の場合、値はpH5.6ほどとなります。
しかし、野菜にとってpH5.6という数値は適さない場合がほとんどとなるため、
石灰を加えて、弱酸性の土壌に調節する必要があるのです。
一般的に野菜に適しているのは、pH6.0?6.5となりますが、
中性に限りなく近い、pH6.5?7.0の値を好む野菜もあります。
こういった野菜は、石灰なしでは生育が悪くなってしまいますので、
事前に施すのは、不可欠だと言えます。
■野菜に合わせた石灰を
上記でも軽く触れた通り、野菜によって好む酸度は異なります。
そのため、植え付け前には、それぞれの野菜の適する酸度を知り、
それに合わせた量の石灰をまくことが必要です。
ジャガイモなどは、pH5.0?5.5とそのままの土壌でも育てられるので、
石灰をまかずに植えつける場合もあります。
また、石灰は1度に多くまきするのではなく、分解されるように、
調節しながら与えることが必要となります。
尚、pH値は測定する機械が販売されているので、購入を検討してみてください
スポンサーリンク
コメント