家庭菜園での土寄せの効果｜いろいろなやり方で用途が異なる

「土寄せ」とは、生長に合わせて株に土を寄せて集めることです。
土寄せは、さまざまな野菜を育てる過程で行われる作業の1つですが、
その用途は、それぞれ違います。

■土寄せを軽く行う場合の効果とは？

少しの土寄せは、株元を、しっかりと固定することができる効果や、
雑草防止、水はけを良くする効果、肥料が雨で流れ出ないようにする効果などが得られます。

除草作業と言うと、大変なイメージもあるかと思いますが、
軽い土寄せでも、初期段階の雑草にはとても効果が期待できます。

少しの土寄せでも、台風の被害のリスクを低くする効果などがあるので、
覚えておきましょう。

■土寄せを高く行う場合の効果とは？

高く寄せるようにする土寄せは、株を更にしっかり固定することや、
ネギの白くなる部分を伸ばす時などに使われる土寄せの方法です。

また、ジャガイモの緑化防止としても使われるなど、
野菜によっては、約10センチ?20センチほどの土寄せをすることが、
一般的な場合もあります。

■中耕とは？

中耕とは、野菜の生育中に畝と畝の間を軽く耕すことです。
通路などはどうしても使っていない部分となるため、土が硬くなりやすいです。

この中耕を行うと、通路部分などの土を柔らかくすることができますし、
それは同時に、水や酸素の通りを良くして、根っこの生長を
促すことにも繋がります。

軽い土寄せと同様、雑草防止などの効果もありますので、
土寄せ同様、中耕についても覚えておくと良いでしょう。