種まきの適期くらいに購入した種や、自家採種した種は、
そのシーズンに使い切れないこともしばしばあります。
家庭菜園は、全ての人が広いスペースを持っているわけではありませんし、
色々な野菜を育てたいという人も多いため、仕方がありません。
また、1袋に大量に入っている種子袋や、まとめ売りなどもありますので、
残ってしまったという経験をされた方も多いのではないでしょうか?
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そんな時、種を捨ててしまうか悩む人も多いといいますが、
余った種は、貯蔵して、来年の種まき用として、再来年に植えるためなど、
きちんと残しておくことをお勧めします。
ニンジン・ミツバ・ネギ・タマネギなどの野菜は、発芽年限が1年ですが、
豆類や、ナスなどは、2-3年の発芽年限があります。
この年数というのは、時がたてばたつほど発芽率が低くなるため、
早く使った方が確実に発芽するという考えは正しいです。
しかし、貯蔵した場合も正しい方法をもってすれば、
充分にその種子を活かすことが出来るのです。
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まず、種子を乾燥させることです。
理想としては、湿度が30%未満の低温下におくことです。
こうすれば、種子の消耗を防ぐことが出来るので、発芽率の低下を、
おさえることが出来るのです。
例えば、海苔やお茶っ葉が入っていた空き缶の中、
お菓子などに含まれる乾燥剤などと一緒に入れテープで封をします。
これを野菜貯蔵室や、地下の収納庫などに置いて保管をします。
種子自体も乾燥させる方が良いですので、貯蔵の前に、
天日干しをしておいてください。
貯蔵した種子の使い方ですが、種まきの直前に開封した後、
すぐに種まきをするのがポイントです。
これは、水分を吸わせないためです。
こうすることで発芽力を保つことが出来ますので、去年の種子でも、
充分に育てることが出来るのです。
この方法を用いれば、発芽年限が1年と指定されているネギなどの野菜でも、
3-4年ほどは、同じ種を用いて栽培をはじめることが出来るので、
是非、余った種の有効活用をしてみてください。
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