家庭菜園をはじめる方も多いですが、使える家庭菜園の面積というのは、
限られているものであり、そこに他種類の野菜を植え付けることになります。
そのため、野菜農家の方の畑と比べると土が過酷に使われているので、
土壌改良をきちんと行わなければ、上手に野菜を作ることが
出来なくなってしまいます。
野菜作りに適した土として言われるのは、水持ち・水はけがいい土です。
つまり、水やりを行った時に充分に水を蓄える力を備えていながら、
雨などの時は排水もきちんと行えるということです。
また、土の酸度や病原菌・病害虫が居ないこと、肥料が豊富
であることなどが、条件とされます。
肥料は、適切な量の肥料を与えてあげ充分に耕してあげる事で
達成ができるものでもありますので、特に心配は要りません。
畑起こしをするのであれば、冬が向いています。
越冬野菜や、トンネル栽培を除けば、育てている野菜も少ないので、
十分な面積を耕すことができます。
また、寒い気温に土を晒してあげることで風化させる事が出来、
病原菌や病害虫の駆除、雑草などを予防することができるのです。
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耕す場合は、畑の全面に苦土石灰をまきます。
通常は土が8割ほど見えなくなるくらいに均等にまき、鍬を使って、
耕していきます。
苦土石灰の量に関しては、野菜の種類によっても異なりますので、
土のpHを調べて加減するのがベストです。
耕す作業が終わった後は、そのまま寒い気温や雨風に晒します。
こうすることで、風化を促すことができます。
また、冬に落ち葉・枯れ草・稲藁などを積み上げて堆肥を作るように
していく作業も重要です。春になったらこれらをまいた上で、
もう1度耕す作業を行い、土に堆肥を混ぜ込んでおきます。
このように土壌改良に力を入れていくと、次第に団粒構造となっていき、
空気や水分を適度に含んだ良い土が出来上がってくるのです。
また、余分となる水は排水されるようになるので、水はけも良く、
根腐れなどの心配も軽減することができるようになります。
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