繊細な甘味とフレッシュな風味のイタリアンパセリ。
お料理に雰囲気を出そうとすると、それなりの量が必要ですが、
専門店やスーパーでは結構いいお値段です。
お料理好きにはちょっと頭の痛い問題ですね。
ですが安心して下さい。
このイタリアンパセリ、家庭でも結構ーーー
いえ、かなーり簡単に育てられちゃいます。
しかも、種も沢山取れますし、越冬もできるという良い事ずくめ。
特に冬場や春先など、青物がお高くて家計に厳しい季節も、
主婦のつよーい味方になってくれます。
さて、日本ではまだまだ馴染みの薄いイタリアンパセリですが、
前述のように世話はとーっても簡単なので、駆け足ですが見ていきましょう。
イタリアンパセリは地中海地方のお野菜ですが、
日本の風土にも極めて適応しやすい品種です。
種の撒き時は、平均的な日本の気候だと春先から初夏のちょっと手前、
初秋から晩秋のちょっと手前くらいでしょうか。
「ぽかぽか陽気で雨が多い時期に種まき」と覚えてもらえれば大丈夫です。
他の野菜を育てたことがある人だは、
「え? そんなアバウトで大丈夫?」と
心配になるかもしれませんが大丈夫です。
イタリアンパセリは非常に丈夫な品種なので、
種からスプラウとの時期さえ土をカラカラにしないようにすれば、
痩せた土地でもすくすくと成長してくれるでしょう。
プランターの場合は、ホームセンターなどで売っている
一般的な腐葉土を使い、水はけをよくした上で
過乾燥に気をつけてれば大丈夫です。
ムシも非常につきににくく、殺虫剤もほぼ不要です。
万が一虫がついたときですが、
細かい糸で巣を作るタイプの毛虫は
枝ごとバッサリと切り取って捨てます。
コツは「え!? こんなに切っても平気なの!?」
というくらい大胆にカットすることです。
イタリアンパセリは前述のように非常に強い品種なので、
二週間もすれば復活です。また、意外に思うかもしれませんが、
イタリアンパセリにはアゲハチョウの幼虫もついてしまいます。
アゲハさんにはかわいそうですが、
見つけたらその都度取り去ってください。
冬場の世話ですが、過乾燥を防ぐ感じで時々水をあげる程度でOKです。
最後にレシピですが、一般的なイタリアンのほかに、
刻んでポテトサラダに和えたり、
風味をダイレクトに味わえる天ぷらもお勧めです。
これを読んで、少しでも香味野菜・イタリアンパセリに
興味を持っていただければ幸いです。
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