家庭菜園の経験が多少あると、
植えてもいないのにかぼちゃのつるがどんどん張って、
ついにはかぼちゃが生ることに出くわします。
この理由は接木にあります。
かぼちゃはとても生育が良いので、なすの接木の台木に使われます。
なすを生らせながら、かぼちゃのつるを伸ばし、
かぼちゃの実を生らすことができるほど、
かぼちゃは生育が良く、初心者でも失敗しません。
かぼちゃは、南瓜という漢字があり、日本かぼちゃという品種もあることから、
日本特産と思いがちですが、原産国は南米とされています。
日本には1500年代に入ってきたかぼちゃを日本かぼちゃといい、
その後入ってきたかぼちゃを西洋かぼちゃといいます。
スーパーや市場で流通しているかぼちゃは、そのほとんどが西洋かぼちゃで、
その中でも黒皮栗かぼちゃと呼ばれる品種がほとんどです。
黒皮栗かぼちゃもそのほかの品種も栽培方法はそう変わりはありません。
中間地では、5月から6月に種を植えます。暖地は1ヶ月早く、
寒冷地は1ヶ月遅く植えるのが目安となります。
かぼちゃは土壌適性が強い作物ですが、
土壌をアルカリ性にしておくために苦土石灰を2週間前を撒いておきます。
また、堆肥もしっかりと漉き込んでおきます。
あとは種を蒔くだけです。もちろん苗からでも大丈夫です。
かぼちゃはつる性で広がりますので、ある程度の広さを確保したところに植えます。
植えた後は、雄花と雌花が咲きますが、受粉しないとかぼちゃは生らないので、
人工授粉をすると確実に結実します。
収穫期は中間期は8月から9月ですが、前後しても大丈夫です。
つるが枯れ始めたときが採れ頃です。
かぼちゃは保存が利くので、収穫後に冷暗所に保管しておくと
翌年まで食べられるすぐれた作物です。
収量も多いし、特に黒皮栗かぼちゃは大変甘く、ほくほくします。
かぼちゃは、作って簡単確実で、収量も多く、失敗もしにくい作物です。
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