チンゲンサイは、数ある中国野菜の中でも特に、日本でも馴染み深い、
ポピュラーな野菜だと言えます。スーパーなどに行っても、チンゲンサイは、
1年中手に入れることができるほど人気のもので、広く利用されます。
そんなチンゲンサイのほとんどは、水分でできています。
100グラムあたり、わずか9カロリーしかないと言われるほど、
水分でできている野菜なので、ダイエットをしている女性にもおすすめです。
植物学的には、カブ、ハクサイと同じものと分類されていますが、
園芸上では、結球しないタイプのアブラナ科の漬け菜として、
タイサイ群に分けられます。
もともとは、中国の華中にて作られた野菜と言えますが、その祖先は、
ハクサイと同じ、ヨーロッパ周辺にあると言われています。
日本にチンゲンサイが入ってきたのは、昭和後期になってからのことで、
そこからは、日本でも、チンゲンサイの改良が行われています。
その当時は、今の「チンゲンサイ」の呼び方ではなく、
「青茎パクチョイ」や、「青軸パクチョイ」と呼ばれていました。
このパクチョイというのは、中国語でチンゲンサイを意味する言葉で、
そのまま、日本でも使われていたと言います。
しかし、昭和58年、農林水産省、食品流通局によって、
葉の軸が緑色のものを「チンゲンサイ」、葉の軸が白色のものを
「パクチョイ」(ハクサイ)と呼ぶようになりました。
ちなみに、日本の漢字に置き換えると青梗菜、白菜と書きますが、
それは中国と同じで、読みが、チンゲンツァイ、パイツァイと異なります。
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